地球の反対でも
現在も熊本地震の余震は続いているようです。現地の皆さまには、不安な日々を過ごしておられることと思います。一刻も早く、平穏な日々に戻りますようにお祈りしています。ところで、おとつい頃、同じくエクアドルというところでも大きな地震があったそうです。世界的な規模で、地震の心配が発生していることに、心配をしています。世界の人々の平和を祈っています。
こうして、天災による苦しみを受けていらっしゃる方々がいるにもかかわらず、世界には自分たちのエゴから、不必要な紛争をしたり、テロを企てたりする人もあることに、情けなく思います。学校を壊したり、教師を襲ったりして、周囲に危険をまき散らす人たち。人間的な心を持つならば、いかに生きていくべきかは自ずから見えてくるはずです。
他者の内に、自分を見つける人は幸いです。他者の苦しみや悲しみを、自分のこととして捉え、慈悲心を起こす人は幸いです。今、その慈悲心がもっとも必要とされています。「私という思い」という利己心を切り捨てて、いまは一心に、人々の平安を祈るときです。
サイの教えに従いなさい
今日、イエスの名前が世界中で賛美されているのであれば、それはイエスの分け隔てのない愛のゆえです。イエスは身分の低い者や見放された者たちに奉仕し、最後には、自分の命までも犠牲として差し出しました。自分をイエスの信者とする人々のうち、どれほどがイエスの教えを守っているでしょう? ラーマを崇拝していると主張する人々は、どこまでラーマの模範に従っているでしょう? クリシュナの帰依者を公言する者の何人が、クリシュナの教えを実践しているでしょう? サイの帰依者だと主張する者は大勢います。そのうちの何人がサイのメッセージに従っているでしょう? だれもが自分の中で答えを探すならば、だれもいないと思うかもしれません。サイの帰依者だと主張する者はだれでも、自分の人生をサイの理想に捧げるべきです。それが真の信愛であり、本当の苦行です。それは人間性の証です。それは愛に反映され、愛は慈悲として表現されて、真の至福を生み出すでしょう。
愛をあなたの人生の息吹としなさい
だれの中にもあるもっとも偉大な資質は愛です。愛がなければ、憎悪や嫉妬のような悪い資質が頭をもたげます。愛をあなたの人生の息吹としなさい。
Sathya Sai Speaks Vol.26 C37
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