桜の思い出
今日は、母の命日でありました。いろいろなことが思い出されます。母がしてくれたこと、入院の母の付き添いのこと。母が亡くなる少し前から、リハビリのとき、車椅子で花見をしようと計画していました。実際には、ベッドから離れることすらも辛くなり、花見はできずに終わりました。しかし、葬儀のときには、枝垂桜の枝をお寺から好意で頂き、飾ることができました。桜が、今年もまた咲こうとしているのを見ると、当時のことが偲ばれます。
毎日のように、医大の病院に通ったこと、そして、二日に一度は病室に泊まって付き添いをしたこと。母のお世話をすることの、真の喜び。つらい気持ちもありましたが、今では、一生懸命に付き添いをしたので、言葉には言えない喜びが、自己の内に満たされます。内なる喜び、歓喜とは、このことを言うのでしょう。
本人は、とても辛かっただろうと思います。薬の影響で、思考することすらも苦痛になる母の状況を見ながら、私はどのように付き添いをしてきたというのでしょう。とにかく一生懸命にすることだけが、救いだったと思います。
地元の村の公園の桜が、つぼみであるのを見ました。もう少しで開花の時期を迎えることでしょう。そうしたら、一輪、仏壇にお供えしてあげたいと思っているところです。
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