クリシュナはまさに神にほかならない

神性が人間の体という衣装をまとうとき、人は幻想(マーヤ―)で厚く覆われ、神性原理が見えなくなります。ヤショーダ―でさえ、その例外ではありませんでした。あるとき、バララーマが母のヤショーダ―に、弟のクリシュナが泥を食べていると訴えました。ヤショーダ―に問い詰められた幼いクリシュナは、驚くべき主張をしました。「ああ、大好きなお母さん。僕は泥を食べるほど赤ちゃんなのですか?」かわいそうなヤショーダーは、この素晴らしい神の啓示の深さを理解することができませんでした。彼女は自分で確かめるために、クリシュナに口を開けるよう命じました。幼いクリシュナは口を大きく開けました。ヤショーダ―がびっくり仰天したことに、クリシュナの口の中で天体が公転しているのが見えたのです。その瞬間、クリシュナはまさに神にほかならないとヤショーダ―は悟りました。しかしクリシュナが口を閉じて、あどけない様子で目の前に立つやいなや、ヤショーダ―はクリシュナが神であることを忘れて、彼を抱きしめ、普通の子供のように扱ったのです。 ー ババ

 

―青い山の夏の薔薇 1976年夏期講習 第1章より

 

PREMA DAYI

daivampremaによる、新しいサイの世界

0コメント

  • 1000 / 1000