ギーターはまさにクリシュナ神の声そのもの
おはようございます。今朝もわりと寒いです。今日も一日がんばりましょう。
「真理への解放」サンスクリット文献・引用句集より
daivi sampad vimokshaya...
『神的な資質は解脱をもたらす・・・』(バガヴァッド・ギーター)
...kripanah phalahetavah
『結果を動機とする者は哀れである』(バガヴァッド・ギーター)
...na tvam sochitum arhasi
『・・・汝は万物について嘆くべきでない』(バガヴァッド・ギーター)
ギーター ヴァヒニ
誰であれ、たとえどれほど学識があっても、人間は迷妄から逃れることはできず、そのために悲しみを経験します。そうした悲しみによって、行動にブレーキがかかります。大いなる放棄の精神とすばらしい英知を発揮できる、偉大な英雄アルジュナは、戦争の恐ろしい責務に惑わされて悲嘆にくれますが、この悲しみは彼の行為をも妨げます。彼は肉体と自己を混同し、両者を同一視し始めます。彼は、移ろい変わりゆく世界の特性に決して左右されない真我(アートマ)に、この世の非実在のはかない特質を押し付け、この迷妄を真実であると見なします。その誤った同一視によって定められた彼の義務が、自分の真我のダルマ(アートマダルマ)だと信じるのです!これはアルジュナのみならず、人類すべてが陥る悲劇です!
ですから、ギーターには普遍的で永遠の価値があるのです。ギーターを学習することは、迷妄の海を渡る水泳の技術を学ぶことです。ギーターはまさにクリシュナ神の声そのものです。ギーターが何百万もの人々になぐさめと解脱をもたらしたという事実こそは、それが神を起源とするものであることの証です。神よりも劣る人物が創作したのであれば、ギーターにそれほどの真実性を与えることはできなかったことでしょう。
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