ダルマを忘れずに、ダルマを実践せよ

 ばんなりました(晩になりました、つまり、こんばんは、の意味。地元の方言)。今日も雪がちらつきました。まだまだ寒いですが、風邪などひかないよう、疲れを出さぬよう、気をつけたいです。皆さんもお気をつけください。ギーター ヴァヒニを今日も続けていきます。

 


ギーター ヴァヒニ

 

 ギーターの始まりと、その終り方は、ギーターが説明している主題を知る手がかりになります。最初の詩節は「ダルマクシェートラ、クルクシェートラ・・・」の言葉で始まり、その「ダルマ」という言葉が主要な語となっています。最終章、第十八章の詩節は、「ヤトラ ヨーゲシュワラ クリシュナ」と語り、この「ヨーゲシュワラ」という言葉がギーターの中で教えられているダルマを要約しています。ですからギーターにおける教えの目的は、「ダルマを忘れずに、ダルマを実践せよ」という一点であるのは明らかです。

 これはなんと意味深い言葉でしょう!あらゆる聖典(シャーストラ)はダルマの本質と、その微妙な特質を説き分け、定義していますが、ギーターには、こうした研究と分析が織り込まれています。ギーターは、どの面から見てもダルマの教科書であり、ダルマの根底にあるすべての原理を論じています。

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